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新型コロナウィルスと推論のはしご

今日は、「新型コロナウィルスと推論のはしご」について書きます。

いよいよ、ウィルスの感染爆発を防ぐために緊急事態宣言が出ましたね。

この事態をどのように捉えていますか?

コロナ騒動で、ちょいと思ったことがあったので、今日は「推論のはしご」について紹介します。

推論のはしご

「推論のはしご」というのは、米国のクリスアージリスという学者が提唱した概念です。

「推論のはしご」というように、人の思考プロセスは、はしごを登るようだということなのです。

では、人がどのように推論のはしごを登るのかという話をしますね。

「推論のはしご」の一番下には、直接観察できる事実でありデータがあります(あるはずです)。

次に、いくつかあるデータ(情報)の中から選択します。
選択方法は人の知識や経験に基づきます。

次に、選択したデータに対して解釈をしたり推測します。
解釈や推測は、その人の知識、経験、仮説、価値観、前提条件に基づいて行われます。

次に、何からしらの結論を導いて、行動が必要であれば行動します。

つまり、同じデータ(情報)に触れても、人の結論は全く異なることになります。

今回の新型コロナウィルスについて様々なデータ(情報)がSNSなどによって、人々の目に触れていますが、その反応が真逆に捉えるのを見ると、人って、ほんとそれぞれだなーって思って見てます。

厄介なのは、自分の考えや結論や共有する際の行動について、自分は間違っていないと思っていることです。

そして、自分とは違う結論を導く人が、理解できないことが殆どです。

人は、データ(情報)に触れると、推論のはしごを瞬時に駆け上がるからです。

では、どうやって、自分が「推論のはしご」に登って結論付けたことを知ればいいのか?

まずは、自分の「推論のはしご」に気づくことです。

階段の一番下にあるのは、直接観察できる事実でありデータです。
熟考すべきなのは、その情報(データ)は、自分で直接観察したのか?ということです。

信頼する人からの情報だから信じるに値する情報だというのは少し違うかも知れません。

次に、自分は沢山ある情報(データ)から、選りすぐって見ていないか?と問うことです。

自分の信念とは違うデータは無視することをしていないか?ということです、意外と、自分の信念と違う情報は、「そんなわけない!」として無視していないか?

SNSは、ある程度自分の信念と類似した考えの情報が流れてくるので、考え方も二極化してしまいがちですが・・・。

で、最後は、自分の知識や経験、価値観、前提条件で情報を解釈していないか?ということです。

友人知人だから、政府関係者の情報だから、医者の情報だからというは前提条件ですね。

ということですので、新型コロナウィルスについても、自分が推論のはしごに登っていることに気づいて、もう少し、ゆっくりとした思考にするのはいかが?

 

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今日は、「新型コロナウィルスと推論のはしご」について書きました。

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