ソリューションフォーカス
端的に言えば、問題そのものにフォーカスするのではなく、解決方法にフォーカスして課題を解決する手法です。
ソリューションフォーカスは、ポジティブアプローチと類似点が多く、ポジティブアプローチは人や組織の過去の成功要因や強みにフォーカスして、ありたい姿という理想像を探求しますが、ソリューションフォーカスも同じようにフューチャーパーフェクトというありたい姿という理想像を探求します。ソリューションフォーカスのステップは以下のようになっています。
- ポジティブなコミュニケーションができるプラットフォームを作る
- フューチャーパーフェクトという完全な未来像を作る
- フューチャーパーフェクトを実現するためのソリューションリソースを探す
- 現状からフューチャーパーフェクトまでのスケールを作る
- フューチャーパーフェクトに向かうためのすぐに実行できる具体的な行動であるスモールステップを設定する
- スモールステップができていることの確認のためのフォローアップ
これまでのアプローチでは、問題に焦点をあて過ぎるあまり解決された状態のイメージに焦点が当たっていませんでした。やはり、思い描けないことは実現しいくいのです。
解決された状態に焦点を当てて、そのためにどうすれば良いのか?に焦点を当てることで、解決のためのモチベーションも上がり、解決のためのエネルギーも出てきて、解決した状態が近づいてきます。
ソリューションフォーカスという解決方法でもありコミュニケーション手法は、個人や組織が持つ目的や目標や課題解決に向かって最短距離で実現させる最適な手法です。
ちなみに、製造現場や事故調査においてはソリューションフォーカスは最適方法ではなく、やはり、なぜうまくいかないのかという問題を徹底的に分析する必要があります。